渋谷にナツノムジナを観に行った。
渋谷から恵比寿に向かう明治通りの坦々麺屋で晩飯を食べてから、ラストワルツへ。
昔、このへんの道には美味しそうなご飯屋さんが多いねと言っていたのに、気付いたらその道の大抵の店に一度足を運んだことがあるようになってて、ちょっと面白かった。
友達の粟国くんがやっているバンド、ナツノムジナ。
ポスト東京インディーなんて言葉はないけれど、そんな雰囲気のバンドだった。
ふるえるゆびさきもそうだけど、僕とは全然違う音楽の遍歴を通って、東京インディーを聴いてる同世代がバンドをやっていると言うのは何だか嬉しい。
その後、その場の思いつきで鎌倉へ。
夜の鎌倉でダイエットのために走る。
朝になったら、写真に撮りたい景色を考えながら走った。
禁酒したことを後悔した。
今年の夏も大勢で鎌倉にいけたらいいな。
とんねるずのみなさんのおかげでした。の買うシリーズを見たり、Facebookで自分や他人の人生の充実っぷりを確認して朝まで過ごした。
翌日、重たいまぶたを擦りながら、外に出ると生憎の雨。
雨の鎌倉はやることがなさ過ぎて、江ノ島水族館へ。
昔、好きだったバンドが水族館で見つけたクラゲが変わった英名だか学名だかだったことを思い出して、英名と学名をいちいち確認しながら、回るも特に面白い発見はなかった。
深海生物を育てる水槽ケースの照明が赤い色なのは、普通の光であると暗い世界で暮らしている深海生物には刺激が強すぎて、目がやられてしまうが、
赤い光というのは深海まで届かないため、そもそも彼らは赤という色を感知出来ないため、光を注いでも問題がないから。
以上の趣旨を説明する展示が面白かった。
途中、イルカショーを見たけれど、あまりの眠気にウトウトしてしまった。
陽気な音楽とイルカのカン高い鳴き声を聞きながら、寝たり覚めたりを繰り返すのは不思議と心地よかった。
翌日は大阪に帰るためにしなければいけないことを諸々終わらせた。今、思い返せば、冷蔵庫の電源を落とし忘れているが仕方ない。
短期でバイトしていた制作会社に提出する資料を持っていく。
床で寝ている人がいて、社会人の過酷な日々を考える。
遅刻したり、仕事の出来がいいのか悪いのかもよく分からなかったり、愛想の悪かったりしたバイトだったのにも関わらず、またおいでよと言われて嬉しくなる。
社交辞令と本音の区別がまだ僕はつかない。
帰り道に富士そばに寄って、コロッケそばを食べる。
いつの間にか富士そばに入ったときはコロッケそばを食べるのが習慣になっていた。
コロッケそばは関西にはない文化なので(たぶん)、東京に来るまで食べたことがなかった。ちなみに富士そばも関西にはない(たぶん)。
数時間後に控えた同窓会で標準語で喋ることを散々弄られるのだろうと思った。
新横浜にチェックインすると、「1年前の今日、あなたはfoursquareに参加しました!出会った日と同じくらい格好いいですね!」と表示される。
記念日とか忘れちゃうタイプなのに
そこで気になって、ツイッターを調べて、過去を遡ると、ちょうど一年前は僕の送別会だった。大学に入って一年が経ったと心底実感出来て、何だか感慨深かった。
同窓会に行く前に荷物を実家に置きに行ける余裕のある時間に新大阪に着く新幹線にギリギリ乗り込めた。
「ジュースはいかが?」と話す、小さい女の子の声が聞こえるだけで車内の大抵の人は眠っている。
そういや、いつだったか東京から大阪に帰る新幹線の中で、前の席に座っていた小さい男の子と椅子に隠れて、どこからか手を振るという遊びを一時間ぐらいしていて、そのことをつぶやいたら、少しだけふぁぼがついたなんてこともあったな、と思い出した。